FATEは何から見ればいいの?各シリーズのネタバレ解説

Fate / stay night Heavens Feel】」は第3部が絶賛公開中で、感動大作として人気が沸騰しています。

このFate/stay night」シリーズ、もともとはノベルゲームとしてカルト的人気を誇っており、現在も派生作品が続々登場しております。

しかしあまりにも膨大な作品群なので、大本である「Fate/stay night」を知らないとチンプンカンプンとなってしまいます。

現にFate / stay night Heavens Feel】」は制作側が視聴者はすでに「Fate/stay night」シリーズに精通していることを前提に話を進めており、初見の方は置いてけぼりになってしいます。

そこで今回は「Fate/stay night」シリーズのストーリーを分かりやすく紹介します。

なおネタバレを含みますのでご注意ください。

Fate/stay night」の世界観

ざっくり言えば、「魔術師たちが聖杯をめぐってサーバントとともに死闘を繰り広げるバトルもの」となります。

もう少し詳しく見てみましょう。

魔術師って何?

Fateの世界には魔術という概念があり、火をおこしたり壊れたものを修理したりといったさまざまな現象を魔術師は引き起こせます。

魔術を使うものを魔術師と言い、ロンドンにある時計塔が魔術師の総本山で、優れた魔術師はそこで魔術を学問として習得します。

もちろん高名な魔術師の家系は家庭で魔術を習得します。

日本には本作の舞台となる冬木市に遠坂家、間桐家という魔術の名家が存在し、また冬木の森にはヨーロッパの魔術の名門であるアインツベルン家の別荘があり、現当主のイリヤスフィール(イリヤ)が住んでいます。

彼らの悲願は聖杯を手に入れることで自分の願いを叶えることにあります。

聖杯って何?

手に入れた者の願いをなんでも叶える万能の器です。

ただし「冬木市に現れる聖杯」に限っては「人の願いはすべて究極においては人を殺すことに尽きる」という拡大解釈の呪いがかかっています

本編の争いは「第五次聖杯戦争」と呼ばれますが、遡ること第三次聖杯戦争の際に冬木市の聖杯に上記の呪いがかけられたからとされます。

ですから聖杯を手に入れても結局は冬木市の住民の皆殺しという惨劇が起きてしまうのです。

サーバントって何?

魔術師によって召喚された使い魔で、過去の英雄(英霊といいます)が現世に現れます

魔術師は召喚の際に令呪というものが与えられます。

この令呪は3回までサーバントに絶対命令を下せる魔術です。

令呪の強制力があるゆえにサーバントは魔術師に服従します。

もっともサーバントも魔術師とともに聖杯を勝ち取ることで自分の望みを叶えることが出来るので、その意味で魔術師とサーバントはウィンウィンの関係にあるといえます。

また魔術師とサーバントは性格が似ていると言われ、理想家の魔術師には理想家の英霊がサーバントになるといった傾向があります。

Fateシリーズの仕組み

もともとはノベルゲームだった本作、3人のヒロインごとに3つのルートに分かれるのです。

つまりセイバー、凛、桜の3人のヒロインごとにストーリーが変わっていくのです。

そのシナリオの本質を誤解を恐れずに一言でいえば、

 ・セイバールート主人公士郎とセイバーの過去を救済

 ・凛ルート士郎の現在と未来を救済

 ・桜ルート士郎が桜を救済

という大筋になります。

もう少しくわしく見てみます。

セイバールート

セイバーは士郎のサーバントで、彼女はブリテンの英雄アーサー王だったのです。

Fateの世界ではアーサー王は女性だったという設定です。

彼女は自身のミスでブリテン(イギリス)に戦火を引き起こしました。

それを後悔しつつ死に向かう彼女、その間際の彼女の魂を現世に召喚したのです。

セイバーは聖杯を使ってもう一度やり直したいという望みを持っています

しかしセイバーのマスターである主人公の士郎はその願いは間違っているといいます。

ぎくしゃくする士郎とセイバー、そんな折2人は冬木の聖杯が人を殺す聖杯だという事実を知ってしまいます。

実は士郎は10年前に起きた冬木大災害の孤児で、自分だけ生き残った罪の意識から他人のために尽くしたいという願いをもっていました。

聖杯を手に入れても冬木の人間が死ぬだけだと知った士郎とセイバーは、聖杯を破壊することに決めます。

最後に残った言峰綺麗とそのサーバントのアーチャー(ギルガメッシュ)を打ち破った士郎とセイバーは聖杯を破壊、聖杯を失った以上現世に留まれないセイバーは士郎に別れをつげて消え去ります。

ここでは士郎はあらたな冬木の大災害を防いだことで過去の罪の意識が解消されます

そしてセイバーもあれだけ執着していた聖杯が自分の願いを叶えるものではなかったと知って、過去の死の間際に戻って息を引き取ります

2人の過去の救済の物語でした。

凛ルート

凛は魔術の名門遠坂家の当主で、士郎と同じ学校に通う生徒でした。

凛が聖杯を手に入れる目的は単にチャレンジ精神と亡き父の悲願を遂げるというものです。

凛のサーバントは弓兵のクラス、アーチャーで過去はどんな英雄だったか分からないとのこと。

ただ話が進むにつれて、アーチャーと士郎の関係が明らかになってきます。

実はアーチャーは士郎の未来の姿だったのです。

人のために尽くしたい士郎は将来、世界の戦場を渡り歩いて多くの人を救います。

しかし人々は彼を疑い、結果的に救った人々に裏切られて士郎は殺されてしまいます。

挫折に打ちひしがれた士郎(アーチャー)は理想に燃える過去の自分を憎みます。

士郎は憎悪にまみれたアーチャーに、自分は間違ってもお前と同じようにはならないといいます。

そんな2人を見た凛は士郎に「あなたの生き方は間違っている。士郎も救われることが大切だ」と説きます

聖杯の秘密を知った士郎、セイバー、凛は聖杯を破壊することにします。

聖杯を破壊した後、凛は別れをアーチャーに告げます。

アーチャーに対して凛は「私がいる限り士郎は決して誤った道に進まない」と宣言します

それを聞いたアーチャーは凛に「士郎をよろしく頼む」と笑顔で消え去ります。

士郎の現在と未来が救われた物語でした。

桜ルート

セイバールート、凛ルートで世界を救うことはできないと知った士郎が、桜という一人の少女を救うため奮闘するお話しです。

間桐桜は士郎と凛の1年下の後輩です。

桜は実は凛の妹で、子供のころ遠坂家から間桐家に養女に出されていました。

間桐家の当主臓硯は桜を幼いころから魔術により肉体変化をさせる術をかけており、桜は真実の聖杯の器に成長しました。

しかし桜はその肉体を維持するため冬木の住民の命を奪う必要があったのです。

桜の命と冬木の住民を守るため士郎とセイバーは戦いますが、桜によって一蹴されセイバーは消滅します。

ついに桜は兄の慎二を殺害し正気を失います。

臓硯をも凌駕した桜は彼をも殺害、それをみた凛は実妹桜の殺害を決意します。

桜のサーバントのライダーは桜を何としても救いたいとして士郎と共闘します。

士郎は桜を救えるのか、これが現在公開中のFate / stay night Heavens Feel】」の筋書きとなっています

Fate/stay nightシリーズのあらすじ

それでは各ルートのあらすじを紹介していきます。

Fate/stay night

冬木市に住む衛宮士郎は半人前の魔術師として、亡き義父の家で一人暮らしをしながら高校に通っています。

たまたま帰宅が遅れたため学校でサーバント同士の争いに巻き込まれ、偶然にもサーバントを召喚、セイバーと出会います。

襲われた士郎を救ったのが同じ学校に通う遠坂凛、彼女は士郎と同い年でありながら一流の魔術師でした。

何も知らない士郎に聖杯戦争のことを教える凛、第五次聖杯戦争の説明を受けるため審判役の言峰綺礼の教会へ訪れます。

そのままなし崩し的に聖杯戦争に参加することになった士郎とセイバー、この戦争に参加する7人の魔術師たちとサーバントと死闘を繰り広げます。

士郎・セイバー組は凛・アーチャー組と共闘しながら彼らを撃退、そして最強の強敵であるイリヤ・バーサーカー組と冬木の森にあるアインツベルン城で相まみえます。

強大なイリヤ・バーサーカーにアーチャーを討ち取られながらも、セイバーの宝具エクスカリバーでバーサーカーの撃退に成功します。

しかし士郎とセイバーの前に存在しないはずの8人目のサーバント、アーチャーが現れます。

このアーチャーは圧倒的な実力を見せつけキャスターを殺害します。

なぜ8人目のサーバントが存在するのか問いただすため言峰のもとへ訪ねる士郎とセイバーですが、彼の口から聖杯が人を殺すためのものだという事実を知ります。

そしてアーチャーのマスターこそが言峰だったのです。

士郎とセイバーは聖杯の破壊を決意、言峰とアーチャーを打ち破り聖杯の破壊を行うのでした。

Fate/stay night Unlimited Blade Works

ストーリーはおおむねセイバールートに準じます。

まず異なってくるのがキャスターの姦計によりセイバーが奪われてしまいます。

士郎と凛はセイバーを救出しに行きますが、アーチャーが裏切ってキャスターのもとへ寝返ります。

その後は執拗にアーチャーが士郎を殺そうと襲い掛かってきます。

アーチャーの狙いは士郎の命で、士郎を殺すことでアーチャーの挫折を未然に防ぐことが出来るからです。

しかし士郎はアーチャーが自分の将来の姿だと知っても、自分はアーチャーのようにはならないと言い放ちます。

士郎とアーチャーは対峙、士郎がアーチャーを倒すことに成功し、アーチャーは消え去ります。

その後、士郎とセイバー、凛が言峰・アーチャー(ギルガメッシュ)を倒し、聖杯を破壊します。

なおアーチャー(未来の士郎)は実はまだ現世に生存していて、ラストで凛が慎二を救出するのを手伝い、凛と最後のお別れをしてから本当に消え去るのでした。

Fate/stay night Heavens Feel

以上の2ルートとは異なり、士郎と桜が親しく付き合うことになるところから始まります。

桜は間桐臓硯によって真の聖杯の器として育てられてきました

そのため桜は冬木の住民の命を奪わずにはいられない存在です。

その事実に悩む桜、そんな彼女を士郎は受け止めます。

なんとかして桜を救出したい士郎でしたが、慎二を殺害した桜は正気を失い暴走を始めます。

士郎は桜のサーバントのライダーと共闘して桜を救出しようとし、凛は被害を抑えるため桜の殺害を目論みます。

桜の運命はいかに。

余談ですが、Fateシリーズの中で最大最長のストーリーで、聖杯の謎などすべての伏線が回収されるストーリーとなっています。

まとめ

いかがだったでしょう、Fateシリーズの大まかな紹介でした。

以上の予備知識があれば、Fate初心者でも現在公開中の映画でも無理なく楽しめるかと思います。

これを機にFateシリーズを一気見してみてはいかがでしょうか。

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マキナ

22歳会社員 自分の好きなこと、気になったことを書く雑記ブログ。  ミニマリスト、漫画、トレーニング、社会人の生活、レビューなどを書いています。  漫画について書くことが多く、読んだタイトル数は111です。